一般社団法人日本インターネット被害者救済機構理事、

親子のホッとネット大作戦

大人は知らない子どものネット脅威動画
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カウンセリング講座受講者の感想
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高校生問題行動等防止推進事業

 

自分で考えるプロジェクト

ネットいじめ対策

インターネットの機能を悪用したいじめは年々増加していく傾向にあります。こうした変化を受け、子どもたちの間で行われるいじめの性質も大きく様変わりしてきました。以前であれば、いじめは主に学校内のみで行われることが多かったですが、インターネットが使われるようになってからは、24時間365日行われるようになったのです。従来のいじめでは、体力的に優位な子どもがいじめの加害者になる「ケースが目立ちました。ところが、インターネット上のいじめでは、体力差などは重要な要素になりません。更に匿名性が保たれるので、これまでの「いじめの加害者」「いじめの被害者」といった構図が完全に崩れ、誰もがいじめの加害者。、いじめの被害者になりえるような状況が生まれてくるような結果として、いじめの問題は更に複雑化し、問題の解決が一層難しいものになっています。

 

 
 
 
 
 

 

 

 

 

ネットいじめの現状とその対応

全国ICTカウンセラー協会安川雅史

 

ネットいじめが広がった背景は子どもの携帯電話の普及率の高さと高機能性があげられる。従来のいじめは体力的に勝るなどの子どもがいじめの主犯格になっていたが、ネットという仮想空間の中では誰でも加害者になる可能性がある。さらに、これまでのいじめは不登校になればいじめから逃れることが出来たが、ネットいじめにあっている子どもは24時間365日いじめにさらされることになる。相手が誰かわからない匿名性も問題で、被害者は疑心暗鬼になり追い詰められていく。違法ソフトやサブアドレスを使えば他人になりすまして誹謗中傷メールを送ることも簡単に出来る。1人で何人にもなりすまし誹謗中傷メールを送る人もいる。そのようなメールを受け取れば誰でも人間不信になってしまう。しかしすべての携帯電話に、なりすましメールやサブアドレスからのメールを拒否する機能がついている。各携帯会社に連絡を取ればすぐにその設定方法は教えてもらえるので学校の教員も、設定方法は覚えておくべきである。また、チェーンメールで、裸の画像などを不特定多数の人に広めるいじめがある。これは、かつて流行った不幸の手紙の携帯メール版である。教員は子どもたちにチェーンメールは犯罪だということをしっかりと指導することが大切だ。また、メールがどこで止まったかを

調べることは出来ないし、迷惑メール相談センターや各携帯会社が迷惑メールの転送先を用意してくれている。学校側はそのような情報収集にも力を入れるべきである。

学校裏サイトは、全国規模の他、学校別の掲示板がある。在校生や卒業生が勝手に立ち上げた掲示板で、そこにはプライバシーは存在しない。名前を挙げられスレがたてば、お祭りが始まったように、悪口が書き込まれ、学校に登校するとある日、突然、いじめにあったり、無視されるケースもある。卑猥な画像をアップするケースも目立つ。また、掲示板に名前を書かれた人が目先を変えるために、別な人の誹謗中傷を書き込むケースがあり、いじめられていた子どもが突然いじめる側にまわるケースもある。誹謗中傷が書かれている掲示板を確認できたら、直接、掲示板には書き込まず、掲示板の管理者に削除依頼メールを送る。削除されない場合は、掲示板の最下部に書かれたリンクをクリックすると、掲示板サービスを提供しているプロバイダーのホームページにアクセスできる。そのページにある「問い合わせ」「違反BBS通報」から削除依頼メールを送ることが大切だ。また、ブログ、プロフ(プロフィールサイト)もトラブルの原因となっているケースが多い。ブログに傷つくような書き込みをされたり、プロフで知り合った人に危険なことをされたなど犯罪に巻き込まれるケースも多い。ブログやプロフを見ているのは子どもに興味を持った大人も多く。子どもになりすましメールのやり取りをしていることも忘れてはいけない。

 

ネットいじめの起こる背景

 

1999年ケータイにインターネット機能が加わり、定額制が導入された。パソコンが使えない子どもでも、ケータイの場合は簡単に自分のホームページを作ったり、ブログを開設したり、プロフィールサイトや、学校裏サイトを作ることができます。全国の高校生の9割以上がケータイを所有する時代になり、ネットを使ったいじめや犯罪に巻き込まれる子どもは後を絶ちません。日本人は特に、面と向かって人の悪口を言わずに、陰で人の悪口を言う傾向があります。匿名性が加わり、人間の悪の部分が出てきたといえます。(教員は、誰が書き込んだのかわかるんだぞ。と生徒を脅しますが、実際は警察が介入する犯罪的な書き込み以外は調べることができません)ネットいじめは、体格差など一切関係ないので、学校で目立たない子や、いじめられている子が加害者になることもあるのです。誰でも被害者にも加害者にもなる可能性があるのです。

 

 

 

 

 

ネットいじめ対策

 

■保護者との協力体制をしっかりとる

PTAも巻き込みフィルタリングの徹底。迷惑メール受信拒否の徹底

 

■生徒会と話し合い、目安箱の設置。

まずい書き込みや、嫌がらせを受けた子が気軽に報告、相談できる目安箱を作る。(生徒会と教員の協力体制を作る。

 

■先生方の勉強会、対策会議(教師全員が問題意識を持ち実態を把握することが大切)

 

■生徒向けの講演会の実施(年2回)・・・ケータイ販売促進になるような講演会は逆効果

 

■教員・保護者で、学校裏サイトやプロフィールサイトや、ブログの監視

 

■月1回匿名アンケートを取り、生徒たちの現状を把握する(学校裏サイト、プロフ、ブログなど)・・・生徒たちが構えるアンケートを実施しても本音を書かないので意味がない。

本音を聞きだす工夫が求められる

 

■実際のネットいじめの事例や犯罪をもとにグループ討議をさせる

 

 

 

 

問い合わせ先:全国ICTカウンセラー協会

代表理事 安川雅史

 

【本部事務局】

 

〒103-0011

東京都中央区日本橋大伝馬13-7日本橋大富ビル2階

TEL:03-6403-4029

FAX:03-6868-5324

HP:http://yasukawanet.com

Mail:info@yasukawanet.com

 

 

無視、仲間はずれ、悪口・・・保護者や教員がしっかりと弱い立場の子どもを守りましょう。

ネット上の誹謗中傷・・・犯罪行為なので警察の介入が必要な場合があります。

恐喝、暴力、強姦・・・犯罪行為。警察へ通報するなど司法の介入が必要。

 

卑劣な行為により大切な命が奪われることがあっては絶対にいけません!

                             

全国ICTカウンセラー協会


安川雅史

 

子どものスマホ・トラブル対応ガイド(予約) 

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ネットいじめの被害実例

 

インターネット上の誹謗中傷について都道府県のサイバー犯罪相談窓口等に寄せられた平成18年度の被害相談は8,037件(5年前の2,267件の約3.5倍)でした。安川雅史も全国から相談が毎年、16000件以上寄せらますが、その中でも中高生からの相談が多く、ネットいじめが原因で不登校になってしまう場合や自殺未遂を繰り返すなど深刻なケースも目立ちます。ネットいじめや誹謗中傷はほとんどが匿名で行われている為、発信者を特定できないという怖さがあります。パソコンは情報を収集し、切手なしで手紙を送る道具くらいにしか大人は考えていませんが、実際は子どもたちの一番の用途はSNSです。このような見解の違いからも、大人は、ネットいじめの実態に対して知識が不十分だといえます。実態がわからなければ、子どもたちに対して良いアドバイスができません。ネットいじめ対策協会は、しっかりと正しい知識を持ち子どもたちに指導出来る指導者の育成とネットいじめから子どもたちを守ることができる指導者の育成に力を入れています。ネットいじめは、弱いものがターゲットになるとは限りません。肉体的に弱者であってもいじめることは可能なので、誰でもいじめの対象になり得ます。ネットを通して誹謗中傷は短時間で多数の目にさらされ、1度書き込みをされると削除が困難になることもあります。また、匿名や偽名で書きこまれる為、警察の捜査が入らなければ、誰が書き込んだのかを特定できないケースがほとんどです。チェーンメールの場合も最初の発信者を特定することは極めて困難だと言えます。ネットいじめは時間と場所を選ばず、いつでもどこでも行われる可能性があるので、いじめは学校内だけではなくて学校外でも24時間行われる可能性があることを大人も認識していなければなりません。ネットいじめは名誉毀損、侮辱行為、犯罪行為として起訴できる可能性があるので、たかがネットの書き込みと軽く考えるのではなく正しい対応方法を学んでもらいます。

 

ブログによる被害

 

 

ブログとは、日々更新されるインターネット上の日記です。ブログは自宅でこっそり書く日記とは異なり、その内容が広く一般に公開されており、他のサイトからリンクされたり論評されたりします。子どもたちが書くブログは、日常生活を細かく書いているものも多いです。友達や家族と一緒に撮影したプリクラ・飼っているペットの写真・寝室の写真などを安易にアップする子どもが多いです。友達と一緒に撮影したプリクラを貼っている子も多いですが、他人の画像を載せたいのであれば当然相手の了承が必要です。家族の画像や家の中の画像を貼るということは一回も会ったことがない人にまで、家族一人ひとりの顔、飼っているペットや家の中まで知られることになるのです。ブログの中で、住所まで書いている子までいます。当然、ブログを見ているのは友達だけではありません。ブログに父親の給料明細を載せて友達に自慢している子がいましたが、父親の勤務先、給料の額、役職を一般公開してしまったことになるのです。また、家が留守の間の鍵の隠し場所の画像を貼った子がいました。ブログを読んでいると、家に誰もいない曜日、時間帯までわかってしまい、空き巣に入られたケースもあります。関東の高校生で、震災があった日に自転車でお年寄りをひいて、そのまま帰宅したことをブログにアップした子がいました。ブログに個人情報が沢山書いてあったので、他のプロフィールサイトからもその子の悪事がいろいろ発覚し、ネット上で叩かれ大変なことになったケースもあります。タバコを吸っている画像や震災のときに友達ととった不適切なプリクラなども、どんどんブログにアップされ、その子の持っているブログやプロフ類はすべて閉鎖しなければならない状況になりました。通っている学校名や連絡先も書かれてしまったので、学校に批判の電話がひっきりなしに入り学校側も対応に苦慮したケースです。中部地方で、トラックにひかれて亡くなった中学生の男子が地元新聞に実名入りで報道されました。単なる死亡記事だったにも関わらず、その子の名前から当時書いていたブログやプロフがネット上で話題となったのです。『彼女といちゃついていて帰りが遅くなり、深夜に自転車に乗っていたのが悪い』などと書かれ、当時付き合っていた彼女の画像までもアップされてしまいました。ネット上では、独自に見つけた面白いもの、スクープなどを紹介し、そこにリンクを張って論評する人も多いです。またそれが興味をひくものであれば、コピーされてあっという間に広がってしまい対応ができなくなってしまうこともあります。ブログに書かれていることが原因で、友達間のトラブルになったり学校間のトラブルになったりするケースもあります。誤解を招く書き込みや、誹謗中傷、むやみに画像を載せたり、個人情報を載せてはいけないと、しっかりと大人が子どもに教えていかなければなりません。

 

 

  

 

「卑劣なメールいじめ」相談

メールアドレスを詐称してケータイやPCにメールを送る「なりすましメール」は、学校現場でも大きな問題となっています。「なりすましメール」を送るには難しい知識は全く必要ありません。Yahoo!Googleから「匿名メール」で検索すれば、すぐになりすましメールの画面にたどりつけてしまいます。なりすましたい人のメールアドレスと、なりすましメールを送りたい人のメールアドレスを入力して内容を入力し、送信ボタンを押すだけで他人のメールアドレスを使って簡単にメールが送れてしまうのです。このなりすましメールを使って、子どもたちは嫌がらせやいじめを行っているのです。関東の私学の中学校で、クラスメイト39人のメールアドレスを使い、一人の生徒に誹謗中傷メールを送り、それが原因で不登校になった生徒がいました。また、次のようなケースがありました。高校二年生の仲のよいカップルのメールアドレスを悪用し、男子生徒のメールアドレスを使って女子生徒に、「お前、キモい、うざい。もう、メールしてくるなよ。俺のメルアドと電話番号は削除してくれよ」とメールを送り、同時に、女子生徒のメールアドレスを使って男子生徒に、「あなたのことは本当は好きじゃない。お情けで付き合っているふりをしていただけ。私のメルアドと電話番号削除してね」とメールを送ったのです。何も事情を知らない二人が同時にこのようなメールを受け取り、大きな衝撃を受け、相手に腹を立てて二度とメールを送らなくなってしまい、学校で顔をあわせても口もきかなくなってしまいました。後日二人とも、そのような内容のメールは一切送っていないということが分かったのです。なりすましメールを使い、同じ出身中学の女子高生に「暴行する」と脅迫メールを送り、逮捕された高校生もいます。

各携帯電話会社は、送信元のメールアドレスを偽装した「なりすましメール」やその他の迷惑メールを受信拒否できるサービスを提供しています。なりすましメールなどを利用した嫌がらせは簡単に防ぐことが可能なのですが、親や学校の先生の多くが、こうしたサービスがあることすら知らないのです。是非、各携帯電話会社に確認して「なりすましメール」の受信拒否設定をしてください。迷惑メールを受信拒否設定にすると、パソコンのメールも届かなくなると誤解している方がいますが、詳細な設定で、なりすましメール拒否設定をすれば、何も不都合になることはありません。今までどおり受け取れます。

 

 

 

 

 

チェーンメール被害相談

チェーンメールとは、届いたメールをそのまま複数の人に転送するように求めるメールのことです。かつて「不幸の手紙」と言われたものの電子メール版です。例えば、「このメールが届いたら24時間以内に10人に転送しなければお前がいじめの対象になる」「お前のところでメールが止まると転送された全員のパケット料金を払わなければならない」「このメールを止めた人は呪われる」などのメッセージにより不安をあおります。さらにうわさや個人情報、嫌がらせの画像・動画などを添付したメール、『死ね』と大量に書かれたメールが送られてくるチェーンメールもあります。不特定多数の人から毎日のように誹謗中傷メールが送られてくると、さすがに、明るい子どもでも、精神的に追い詰められてしまいます。チェーンメールで不特定多数の誰かから『死ね』と大量に書かれたメールを毎日送られ、精神的に追い詰められた子どもまでいるのです。子どもたちの間で暴力団を名乗ったチェーンメールが広まっています。「暴力団の○○組では、今、人探しをしているので、このメールを受け取った人は必ず、10名に転送してください。もし、あなたがメールを止めた場合は、今、○○組が探している相手はあなただと断定し、あなたを殺害します。○○組は最新のコンピュータを導入しているので、メールを止めた人はすぐに特定できます」という内容のものです。このようなメールを受けとると子どもたちはやはり不安になり友達に転送しているのです。このようなチェーンメールが子どもたちに広まってしまうのは、大人の責任です。チェーンメールには、「最新のコンピュータを導入しているので、このメールがどこで止まったかすぐにわかる」などの脅し文句が書かれていますが、全世界どこを探しても、そのようなコンピュータは存在しません。普段から口をすっぱくして注意してくれる大人が周りにいれば、チェーンメールが広まることはなくなるのです。さらに、人を脅すようなメールや人が嫌がる画像などは、受け取った段階では被害者ですが、誰かに転送した時点で共犯者になってしまうことも、大人は子どもに教える義務があります。東北地方太平洋沖地震に関連したデマのチェーンメールも、日本中に広まりました。「福島原発事故の影響で、今後降る雨による、人体に危険な放射能が含まれている」「電力が不足するので、節電をお願いします」「関東はすべての業種が節電で週休3日になる」などもっともらしいことが書かれているが、このメールが広まることにより、電力を使うことになり、無駄遣いをしていることになるのです。人を混乱に陥れるデマのチェーンメールを当然犯罪行為だということもしっかりと認識しなければなりません。

 

 

 

ケータイカメラを使ったトラブル相談

高校生の彼女の裸をケータイのカメラで撮影した大学生の彼氏がいました。二人は喧嘩別れをしたのですが、彼氏が彼女の裸をネットにアップしてしまい、その画像がコピーされて広まってしまいました。二人は後日、また付き合うことになったのですが、彼氏がのせた彼女の画像が広まってしまい、削除不可能な状態になってしまいました。ケータイで撮影した画像をネットにアップして、それがコピーされて広まり、一生ネットから消せなくなることもあるのです。
また、犯罪に該当するような脅迫的なチェーンメールが増えてきています。悪質なチェーンメールには、ケータイのカメラ機能が利用されています。ケータイカメラの使い勝手のよさや利便性が人を傷つけるための凶器へと変貌していきます。クラスの中の「いじられキャラの子ども」がいました。その子が休み時間にトイレに行くと、数人のグループが彼の後をついていきました。ターゲットにされた生徒がトイレで用をたしていると、すぐ横にひとりが並び、ターゲットとなった生徒の放尿中の陰部をケータイで撮影したのです。ケータイカメラで画像を撮影すると、シャッター音が鳴ります。この音を消すために、トイレの手洗いで大声を出しながら水を出しっぱなしにしたのです。こうすることによって、シャッター音はかき消されてしまいました。自分の周囲で大きな声が聞こえたりすると、どうしてもそちらのほうが気になってしまい、すぐ横で自分の下半身の画像が撮られていることに気がつきませんでした。こうしたいじめにチェーンメールの手法を取り入れることにより、いじめは更に陰湿になっていきます。画像を添付したメールに次のような文章を添えるのです。「このメールが届いた人は5時間以内に5人に転送してください。もしあなたのところでメールが止まれば、あなたのトイレの画像も撮っていますから、今度はあなたの画像が広まることになります」このようなメールが届くと「自分も同じような画像を撮られているのではないか?」と不安になり、ケータイに登録してあるメールアドレスの中から5箇所を選び、画像を転送してしまうのです。同じ学校に通う生徒全体にトイレの画像が広まってしまい、学校に通えなくなった子どももいます。これは明らかに犯罪行為です。中学三年生の男の子で自分の下半身の画像をケータイで撮影し、面白半分でクラスの女の子にメールに添付して送ってしまった子がいました。その女の子はクラスのほかの女の子に「こんな気持ち悪い画像が届いた」と転送したことがきっかけとなり、チェーンメールとして広まったケースもあります。

 

学校裏サイト

学校裏サイトを探したいのであれば、「○○中学スレッド」「○○高校スレッド」「○○中学校掲示板」、○○小・○○中・○○高で検索したり、略称や愛称で検索しても見つけることができます。また、子ども達がひそかに運営している学校裏サイトの中に、個人名を出して、「うざい」「キモい」「氏ね(死ね)」と誹謗中傷が書かれているものがかなりあります。クラスの中でいじめにあっている可能性がある子の名前やあだ名で検索するのも学校裏サイトを見つける上で有効的な手段といえます。ネット上には、全国版の学校裏サイトを運営しているサイトも多数存在します。「ミルクカフェ」「したらば掲示板」「高校@3ch掲示板」「裏2ちゃんねる」「キャスフィ!」「高校生広場」「フリーダム全国学校掲示板」などが有名です。管理人がひとつひとつの書き込みをチェックできるような状態にはなっていないので特定の人に対する嫌がらせや誹謗中傷の書き込みがあっても放置されたままになりがちです。日本人は陰口が大好きなので、面と向かって思っていることを言いません。ネットの世界では、陰口や悪口などの人間の悪の部分が広まりやすいと言えます。自分の通う学校や自分が勤務する学校裏サイトを見つけ、さらには個人に対する誹謗中傷や個人情報の暴露を発見したらまずは、その掲示板のURLを控えておいてください。更に、PCサイトであればその画面をプリントアウトして、書き込み内容、日時を保存してください。ケータイサイトではプリントアウトすることが難しいため、管理者へ書き込み内容の保存を依頼する必要があります。他人に書き込まれた内容を閲覧者が勝手に削除することはできませんが、管理人に要請すれば削除してもらうことが可能です。削除依頼の方法は、各掲示板によって異なります。掲示板には削除依頼の方法が掲載されていますので、それを読んでください。通常は「QA」「困ったときはコチラ」「利用規約」などのページが設けられていて、その中に削除依頼の方法が書かれている場合が多いです。掲示板によっては削除依頼専用のスレッドが用意されている掲示板サイトもあります。削除依頼スレッドが用意されていれば、そのスレッドに書き込んで下さい。その際、個人名で削除依頼を送ることは危険ですから削除依頼人と書いてください。また、URL・スレッドタイトル・書込No・削除依頼理由も必ず入力してください。管理者に連絡しても削除されない場合は、掲示板が利用しているプロバイダに削除依頼のメールを送ります。掲示板の最下部に書かれたリンクをクリックすると、掲示板サービスを提供しているプロバイダのホームページにアクセスできます。そのページにある「問い合わせ」「違反BBS通報」から削除依頼メールを送ります。削除依頼は必ず、具体的に書かれている内容について記載し、書き込みのあるアドレス(URL)を記載します。また証拠を残す為に、書かれた内容と日時がわかるようにプリントアウトしておくことと、管理者に通信記録の保存もあわせて依頼しておくことも大切です。

 


英国キャメロン首相SNS使用自粛を呼び掛ける 



201382日、英国のハンナ・スミスさん(14歳)が、SNS(インターネット交流サイト)のいじめが原因で自宅で首をつり自殺した。 ハンナさんは、利用者同士が質問し合うSNS「Ask・fm」で、容姿を攻撃したり、自殺を迫るような書き込みを数カ月間受けていた。このサイトは匿名で投稿でき、約6千万人の利用者がいる。キャメロン首相がこのようなサイトを使用しないよう呼び掛ける事態に発展している。

 

 

情報モラル教育の必要性


ネットいじめ対策協会

安川雅史 

文部科学省は全国の小学校や中学校に向け、ネットモラル教育の重要性を認識して、その教育を徹底するためのガイドラインを10年以上前から配布しています。しかし、実際の教育現場でほとんど実践されていないのが現状です。

また、実践していると言っている学校も現状を知らない先生が指導しているので、ピントがずれていて効果が現われていません。また教える側の教師も本腰をいれて取り組んでいるとは言えません。教師自身が時代についていけていないのです。まずは、教師がしっかりと現状を理解しなければなりません。具体的に問題となっている犯罪の実態や刑罰についても子どもたちにしっかりと解説ができて、予防策も教えていくことが大切なのです。
また、いじめの被害者にも加害者にもならないような教育もしていかなければなりません。「人の悪口を書いてはいけません。」「チェーンメールは転送してはいけません。」などと漠然としたことだけを言っても意味はありません。

2011年マスコミが連日のように報道した、京都大学などで行なわれた東北の予備校生の入試カンニング事件は、終わってみれば一人の少年の単純な犯行でした。高度なハイテク犯罪。複数犯の犯行などと様々な憶測が飛びましたが、結局は、ケータイを使った極めて単純な犯行だということがわかりました。このことからも、今の子どもたちと大人の間では大きなずれがあったと言わざるをえません。今後、このような事件が二度とおこらないためにも、本当の意味でのモラルを守り安心安全にインターネットを使うための教育をしていかなければいけません。

また、ニンテンドーDSPS3PSPWiiなど多くの子どもがはまっているゲーム機は、インターネットに接続して利用できるようになっています。JR新宿駅前での無差別殺人を予告する内容の書き込みをして威力業務妨害容疑で、関東の中学3年の男子生徒が逮捕されました。この生徒は、「ニンテンドーDSi」を使い、家電量販店などに設置されている「DSステーション」と呼ばれる無料で使える公衆無線LANのアクセスポイントからインターネットに接続していたのです。大人にとっては単なるゲーム機として買い与えていたものが殺人予告をするための道具に変わってしまうこともあるのです。軽はずみな書き込みをして逮捕された子ども、ケータイを使ったカンニングで社会的な大問題をおこした子ども、いずれも学校でしっかりとした情報モラル教育を受けてきたとは、到底思えません。

わからない、ついていかないで済まされる時代ではないのです。子どもたちが、しっかりと自分の身を守り、人に迷惑をかけずに安心、安全にインターネットを利用することが出来るように教師も本腰を入れて取り組むときが来ているのです。学校側はネットいじめから子どもたちを守るためにも、犯罪から子どもたちを守るためにも、徹底したモラル教育を行わなければなりません。

 



ケータイに縛られる子どもたち

ネットいじめ対策協会


安川雅史

1999年、ケータイにインターネット・メール機能も搭載されてから、中高生を中心に文字コミュニケーションの道具としてもケータイは大きく認知されました。さらにパケット定額制が導入されてからメールやネットに縛られていく中高生が増加していったのです。食事中も右手でお箸を持ちながら左手で何不自由なくメールをし、入浴中もビニール袋にケータイを入れてお風呂場に持ち込み、勉強中も机の上にケータイを置かないと勉強が出来ない子どもが増えました。子どもたちは「友だちからメールがきたらすぐに返信しないと無視していると思われてしまうから」と考えているのです。寝る前に友人とのメールにハマり、寝不足になる子どもも増えました。子どもたちは、自分が送ったメールに相手から返信が来ないと不安になり、受け取った人も、すぐにメールに返信しないと無視していると思われてしまうため、すぐに返信メールを送ります。お互いにどうでもいいやり取りをいつまでも繰り返し、メールを終わらすことが出来ません。子どもたちの間には暗黙のルールが存在しています。そのひとつが「5分以内ルール」というもので、メールがきたら5分以内に返信しなくてはならないというものです。この為、メールを送った相手から5分以内に返信が無ければ、「自分は無視されているのかな・・・」と、不安になっていくのです。メールの返信が30分遅れただけで、仲間外れにされた子どももいます『返信がすぐにできないような人は友達じゃない。』という子すらいます。返信のスピードが遅い子どもや、絵文字やデコメを使ってメールを送ることが出来ない子どもが、いつの間にか学校裏サイトに悪口を書き込まれたり、嫌がらせメールを受け取ったりするようになってしまうこともあるのです。「4ね(死ね)」「キモい」「うざい」と嫌がらせメールを5分おきに送りつけられ、学校に行くのが怖くなり不登校になった子どももいます。

 

ケータイ依存について

ネットいじめ対策協会 
安川雅史

ケータイに依存する子どもたちが増えています。ケータイ依存のことで、相談にくる方も年々増えています。ケータイ依存が原因で家族関係や友達関係もおかしくなることもあります。あなたの身近にケータイ依存症の人はいませんか?安川雅史流ケータイ依存症のチェックポイントを書いておきますので参考にしてください。ケータイ依存の人は利き手でメールをしません。勉強しているとき、ご飯をたべているとき・・・利き手は必ず埋まっています。つまり、常に空いている手を使っているうちに利き手と逆の手でしかメールが打てなくなっているのです。二点目、ケータイの持込を禁止している学校でもケータイ依存症の子どもは必ずケータイを学校に持ち込んでいます。ケータイが体の一部のように思っている子達も増え、ケータイを家に置いてくることなど考えられないと言います。更にケータイ依存症の子どもたちはケータイの充電器も必ず学校に持ち込んでいます。授業が終わり、先生が教室から出て行った途端にコンセントの取り合いです。ケータイ依存症の子どもは常にネットに接続したり、友達とのメールのやり取りを頻繁にやっているので、当然、電池切れが早くなります。子どもたちにとって一番怖いのは圏外と電池切れです。家族と食事に行くときも、一度、圏外になったレストランには行きたがらないし、家族旅行でも、ケータイをずっと操作していて、親子のコミュニケーションがまったく取れないという相談もあります。食事中もケータイ片手にご飯を食べ、お風呂場やトイレにもケータイを持ち込み、勉強中もケータイを手放さない。寝る前にメールにはまりなかなか寝付けない。日常生活でこれらのことが思い当たる場合はケータイ依存症です。これらを放置しておくと、コミュニケーション能力が低下し、将来社会に出たときにも悪影響が出ることは間違いありません。電車の中でも、ケータイが振動していないにもかかわらず、ケータイのバイブが振動していると勘違いしてケータイを覗き込み、首をかしげる子どもたちを見かけます。メールを頻繁にし、ケータイの振動する感覚に過敏になりすぎると、脳が誤作動を起こし、実際にケータイが振動していないにもかかわらずケータイが振動しているように感じることがあるのです。これをファントムバイブレーションシンドロームと言います。また、モスキート音をダウンロードして、着信音として使い、学校でも授業中、先生の話を聞かずに友達とメールのやり取りに夢中になっている子どももいます。モスキート音は、20代後半を過ぎると聞こえない周波数なので、生徒たち同士しか聞こえないのです。先生方には聞こえない周波数なので、授業中生徒がメールでやり取りをしていても全く気付かないのです。ケータイ依存になり授業中もケータイを手放せない子どもたちは、このようにモスキート音を利用したりするのです。自分の子どもがケータイ依存かどうかを見抜く一番の方法は、明細書をしっかり確認することです。定額制にしている親ほど、明細書を見ていません。支払う料金よりも、定額制にしていない場合の本来の利用料金を見なければなりません。「うちは、毎月、子どものケータイの利用料金は8000円以内だから問題ありません。」と言っている親がいました。しかし明細書を確認させてもらうと、定額制にしていなかった場合の利用料金は100万円を超えていたのです。実際に支払う金額だけではなく、本来の利用料金をしっかりと親は確認しなければなりません。定額制にして銀行引き落としにしている場合ほど安心しきって、封も開けていない親もいます。毎月、明細書を見ながら、ケータイの利用方法について、しっかりと子どもと向き合って話し合いの時間を持つことが大切です。フィルタリングに関しても、まずは子どもとしっかり向き合って、子どもを説得しなければなりません。「お母さんとお父さんはあなたとちゃんと顔を見合わせてご飯を食べたいの。食事の時はケータイ禁止。これはうちの家庭のルールよ。『うちの親、鬼婆だから、絶対この時間にメールできないよ』と友達に言っておきなさい」それが分かれば友達同士内でもトラブルにはなりません。なぜかというと、子どもがなぜメールに返信してこなかったらイライラするかというと「理由が分からないからだ」と言います。この時間にメールを送っても返信が来ないと分かっていれば、全くイライラも何もしないと言います。「充電する場所も、茶の間のここで充電しましょう。部屋にまで持ち込んだら、遅くまでメールをやったり、寝不足になったり、いい事なんて絶対ないからね。メールをやるんだったら、茶の間でちゃんと終わらせてから寝なさい」としっかり子どもに言えばいいのです。何も難しいことではありません。ご飯を食べる時にメールをしながら親の話も聞かないような子どもが、人の気持ちが分かる子どもに育っていくとは思えません。人は生きていくうえでコミュニケーションが基本です。基本が成り立ってない子どもが、トラブルに巻き込まれてしまうのです。さらにフィルタリングをかけてないから、普段から性的な過激な動画などを見てしまい、このようなことに興味を持ってしまうのです。性行為はお金になるということで、出会い系サイトやプロフィールサイトで援助交際をしてしまう子も出てきてしまうのです。これは、明らかに悪影響です。ですから、フィルタリングというのが必要なのです。ケータイ自体は悪ではありません。いかに正しい利用ができるかということです。包丁と同じです。「包丁は危険よ」とずっと言われていると、誰も料理ができません。よくケータイの持ち込み禁止だけではなくて、ケータイを持たせない運動というのをやっているようなところもありますが、それだけでは、問題解決にはなりません。中学校の先生がこういうことを言っていました。「ケータイについての授業をやろうと思うんだけど、子どもたち誰も持ってないんですよね。持ってない子に先生方が一生懸命説明したとしても、子どもたちはうわの空ですよ」なんて言っているのです。小中学校で全くケータイの恐さを指導をされてない子が、高校生になってケータイを持って、トラブルに巻き込まれているケースは多いです。逆に小中学校の頃からケータイを持っている子どもでも、しっかり親が指導している子どもは、高校になってもフィルタリングをはずそうとしません。つまり、トラブルに巻き込まれていないのです。今は小学校から情報教育ということでコンピュータの使い方を勉強していますから、自宅にパソコンやDSなどのゲーム機がある子どもは、ケータイがなくても同じことをやっています。ケータイだけ取り上げても、まったく問題解決にはならないのです。フィルタリングをかけ、食事中、入浴中、勉強中はケータイの利用禁止とし、ケータイは居間でのみ利用する。充電も居間で行うなど、家庭でのルールをしっかりと決め、顔と顔を合わせてのコミュニケーションを大切にして欲しいと思います。

 

 

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わが子どう守る ネットいじめ・トラブルの実態

 

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